外周施工(アジェンダ施工)|シロアリ駆除・予防
- 薬剤処理でシロアリの進入をブロックする「バリア工法」
- ロッジング処理
- トレンチング処理
- 「伝播効果」でシロアリを巣ごと退治。だから、安心&効果的
- アジェンダSCの優れた特性
- 簡単な防除施工
- その他 施工方法のご案内
薬剤処理でシロアリの進入をブロックする「バリア工法」
シロアリは、樹木の根回りや廃材等の接地部分に巣を作り、地中でえさを探し回ります。また、障害物にぶつかると上に向かって蟻道を作る習性があるため、建物へも進入してきてしまいます。その進入を断ち、被害を予防するには、床下地面(基礎の内側や束石の周囲、その他シロアリの通り道となる土壌)に薬剤を処理してバリア層をつくる方法が最も一般的かつ効果的です。
ロッジング処理
この処理は、基礎の外側の状態が、溝を形成できない土壌の場合や、コンクリート、アスファルトなどで覆われていて、トレンチング処理ができない場合に基礎の立ち上がり部分付近に穴をあけ、専用の注入器により土壌へ注入処理を行い、土壌中に処理層を形成する方法です。
- トレンチング処理できない土壌やコンクリート、アスファルトなどにドリル等を使って30cm間隔で穴をあけます。
- アジェンダSCの希釈液を1穴あたり1.5L~1.7Lの割合(5L/m相当)で注入処理を行います。
- 処理後は、雨や光などが直接あたらないように、穴をふさぎます。
トレンチング処理
※ 通常はロッジング処理がメインとなります
この処理は、基礎に沿って土壌中に処理層を形成する方法です。なお、犬走りがある場合は、その外側に処理層を形成することがあります。
- 幅15cm、深さ20cm以上の溝を掘ります。
- アジェンダSCの希釈液を、掘った溝の壁面に向かって溝全体へ、まんべんなく処理をします。
- 掘り起こした土壌を一緒に埋め戻しながら5L/mとなるように処理をします。
※ 基礎が深い場合には、掘った溝のそこからロッジング処理をし、「2」同様、埋め戻ししながら処理をします。
「伝播効果」でシロアリを巣ごと退治。だから、安心&効果的
バリア工法ではおもに、「非忌避性薬剤」が処理されます。このタイプの薬剤は臭いや刺激がないため、シロアリは処理された土壌に気づくことなく接触し、身体に薬剤を付着させます。しかし、薬剤は遅効性のためシロアリはすぐには死なず、そのまま巣へと戻ります。そして、仲間同士が接触し合う”グルーミング”という習性で、薬剤がほかのシロアリへ次々に拡散いていき(伝播効果)、最終的にはコロニー(集団)そのものを根絶させることができます。
- 忌避性がない
- セカンダリー・キル(伝播効果)
フィプロニルに触れたシロアリが薬剤をつぎつぎ伝播していきます - 巣ごと退治!
フィプロニルを巣まで持ち帰らせ、巣ごと退治
セカンダリー・キル(伝播効果)とは?
アジェンダSCに接触したシロアリは、「キャリア」となります。
その「キャリア」が他のシロアリに接触すると、グルーミングによって次々と別のシロアリにアジェンダSCを伝播していきます。
アジェンダSCはゆっくり作用するので、死ぬまでに多くのシロアリに伝播させることができます。
バイエル クロップサイエンス株式会社の製品です。
アジェンダSCの優れた特性
- 低濃度で低薬量
少量の使用で大きな効果が得られます - 微臭で揮発性が極めて低い
蒸発しにくいので長期にわたり効果が持続します - 残効性が長い
水にほとんど溶けず土壌粒子への吸着力が強いため容易に流出しません